「年収600万円」なのに、クレカの審査に通らない!「信用スコアが低いんじゃない?」と言われたのですが、どうすれば上がるのでしょうか…?
ブラックリストに載ってしまうとは?
クレジットカードの審査に落ちたとき「ブラックリストに載っているのでは」と心配になることがあるかもしれません。 信用情報における「ブラックリスト」という言葉は俗称であり、信用情報機関が公式に保有しているリストではありません。実際には、延滞や自己破産といった「異動情報」が記録された状態を指します。 具体的には、延滞は61日以上、もしくは3ヶ月以上の滞納が対象となり、これが異動情報として登録されます。一度記録された異動情報は、延滞が解消されたとしても、その情報の保有期限がくるまでは信用情報として残り続けます。 さらに、異動情報に該当する内容としては、保証会社による代位弁済、自己破産、または民事再生などの債務整理も含まれます。これらの情報は審査時に重要視されるため、信用情報に登録されている内容が審査結果に大きく影響を与える可能性があります。
信用スコアを上げよう
普段は意識することが少ない信用情報ですが、不安がある場合は、いざというときに備えて開示請求をして内容を確認し、改善しておくことが大切です。 例えば、CICではインターネットで500円、郵送では1500円の手数料で信用情報を確認することが可能です。さらに、同社が提供するクレジット・ガイダンスでは、信用情報をスコア化したデータが確認できるため、より直感的に自分の信用情報を把握できます。 スコアを上げるには、信用情報の改善が必要です。情報には保有期間があるため、すぐに改善できるものではありませんが、支払期日を厳守することなどで、確実に信用は積みあがっていきます。 しかし、前記の通り、クレジットカードの審査は、信用情報だけで判断されるものではなく、クレジットカード会社独自の審査基準によって総合的に判断されるということを忘れないようにしましょう。
まとめ
十分な収入があっても、信用情報に問題があったり、クレジット会社独自の審査基準を満たなかったりした場合、クレジットカードの審査に落ちる可能性があります。 クレジットカードが作れないという状況に不便さを感じるかもしれませんが、ある意味でセーフティーネットの役割を果たしているともいえます。自身の支払い能力を超えることのないよう、お金の使い方について考えていけたらいいですね。 出典 株式会社シー・アイ・シー 信用情報早わかり! 株式会社日本信用情報機構 信用情報に関する統計 一般社団法人全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センターのご案内 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部