【日本ダービー】今年も米国短距離血統から勝ち馬を探す 京大競馬研の本命はシックスペンス
SSの血を持たない馬は消し。母父米国産馬は少なめ
5月26日(日)に東京競馬場で日本ダービー(GⅠ)が行われる。皐月賞1、2着のジャスティンミラノ、コスモキュランダ、17年ぶり牝馬のダービー制覇を狙うレガレイラ、他路線組からはキタサンブラックの半弟シュガークンなど今年も18頭が揃った(※メイショウタバル出走取消)。 【日本ダービー2024 推奨馬】勝率75%&単勝回収率252%の強烈データに該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 昨年は「父サンデーサイレンス系×母父米国産が好成績である」ということを紹介して◎ハーツコンチェルトの記事を書かせてもらった。 記事タイトル【日本ダービー】世代王者決定戦で輝く血統とは 京大競馬研の本命はハーツコンチェルト 買い目が当たっていないため予想記事としていいものとはいえないが、人気薄でも馬券内に食い込んだことから、血統データの重要度は高いと考えている。今年も同じ方針の予想を組み立てたい。 過去5年の好走馬の父、母父を調べた。まず消しデータとして、この5年でサンデーサイレンス(以下、SS)の血を持たない馬の好走はゼロということを挙げておきたい。好走馬15頭中13頭の父はSSの血を引いており、残りの2頭(ステラヴェローチェ、タスティエーラ)も母父がSS直仔だった。SSの血は好走の前提条件だと言えるだろう。この時点でダノンエアズロック、シンエンペラーが消しとなる。どちらも穴人気しそうだが、点数削減のためバッサリ切りたい。 次に買いデータとして2019年から2022年までは父SS系、母父米国産馬の馬が4連覇していたことを取り上げる。昨年はこの条件を満たす馬が人気薄の3頭しかいなかったが、それでもタイム差なしの3着まで追い込んでくるのだからよく頑張っていたのではないだろうか。今年の該当馬はジューンテイク、コスモキュランダ、シックスペンス、ショウナンラプンタの4頭だ(メイショウタバル取消)。次項のデータと合わせて出来るだけ多く印を打ちたい。
枠順も大事 ジャスティンミラノは運に見放されたか
続いて過去10年の枠順別成績を調べた。多くの予想記事で言い尽くされているが、今週がCコース替わり初週であるため内有利、外不利が顕著だ。特に経済コースを走る1枠は【2-2-1-15】の単勝回収率493%なのだから人気薄でも押さえておきたい。 ジャスティンミラノが入る7枠は【2-1-1-25】の複勝率13.8%とよろしくない。人気どころであれば勝ちきれる枠だが、中団でうまく運ぶソツのない競馬はできず、戦法が限られるため試練の多い枠といえる。戸崎騎手の胆力が試される。しかし外枠のなかでも6枠は【2-2-3-13】、複勝率35.0%は全枠の中でトップだ。これで本命が決まった。