世界一の打撃テクニックを持つ久保優太（右）が、MMAでも才能を発揮（※写真は24年3月の高橋遼伍戦）

　元K-1王者のMMAファイター久保優太が、昨日16日、自身のYouTube『サラ久保ちゃんねる』で“一撃で倒せる技”を公開した。 【フォト＆動画】久保、ちょっとした工夫で“一撃で倒せる技”を伝授 　この動画は、朝倉兄弟（未来＆海）のマネージャーでブレイキン グダウンにも出場する宮島翔にテクニックを伝授する企画。主に久保が得意とするカウンターのパンチとヒザ蹴りを伝授した。 　宮島は、これまでブレイキングダウン2勝2敗。久保に、「なぜ試合をするのか？」と質問された宮島は「未来も海も、地元の後輩。後輩が頑張っていて、マネージャーかもしれないけど、ちょっと同じ気持ちでやろうなかなと」と明かした。 　宮島は、昨年11月のブレイキングダウン10で金城に判定負け。2連敗となったところで、久保にテクニックを教えてもらう形に。 　宮島はオーソドックスの構えなので、久保は右のクロスカウンターを打つ際の動きを指導。宮島の軸足（左）を指差し、「右のパンチを打つ時に、軸足（前足＝左足）を外側へ半歩ずらしてください」と修正した。これは相手のパンチをかわすと同時に、カウンターのパンチを当てやすくなることが狙いだという。 　さらに、自分からワンツーを放つ際は、直線的な足の動き。そしてカウンターを当てる時には、外側へ足を半歩踏み出すことで効果が上がると説明した。またジャブを放つ時は、相手の前手と顔を弾く2種類のパンチで崩すように、アドバイス。 　最後に教えたのは、カウンターのヒザ蹴りだ。 　ヒザ蹴りを出す際に蹴り足と同じ腕を相手の頭の辺りまで伸ばし、パンチをディフェンスしながら、ヒザ蹴りをボディへ突き刺すように入れる。相手の顔に腕を伸ばすことで自分の上体が伸び切らず、ヒザ蹴りに威力が増していた。ちょっとした身体の使い方だが、相手のパンチをガードしつつガラ空きのボディへヒザ蹴りが入るため、まともにヒットしたら大きなダメージを与えられることだろう。 　宮島は「試合が決まったら、教わりにきます」と久保に指導を依頼したいと明かした。久保は現在、MMA4連勝中だが、打撃テクニックが秀でているからこその現在の結果なのだろう。宮島はもちろんのこと、久保の次戦にも期待が高まる。 　なお動画では、さらに詳しく久保が解説しているため、気になる人は要チェックだ！