大学受験で子どもが浪人したら……教育費は追加でいくら必要?
じゅけラボ予備校(株式会社エンライク)「浪人生の塾・予備校費用に関するアンケート」より筆者作成 【図表2】
じゅけラボ予備校(株式会社エンライク)「浪人生の塾・予備校費用に関するアンケート」より筆者作成 月額授業料では3分の1以上、総費用では約4分の1の人が「わからない」と回答しており、予備校の料金体系や費用の計算方法などの分かりにくさもうかがえます。子どもが予備校を利用する際には、料金の明朗さなどを確認して、きちんと内訳を把握したうえで資金を管理することが大切です。
大学受験にかかる費用
日本政策金融公庫「令和3年度 教育費負担の実態調査結果」(調査期間:2021年10月、調査対象::64歳以下の男女、かつ、高校生以上の子どもの保護者4700人)によると、大学受験にかかる費用(受験料、交通費・宿泊費)の平均額は約30万円です。また、滑り止めを受験する場合、入学しなかった学校への納付金として平均10万5000円がかかっています。 受験する学校数が多いほど受験費用はかさむため、受験する学校の数、自宅からの距離、滑り止めの学校へ納付金を納める期限などをおおよそ把握して、費用を試算してみましょう。
子どもが浪人すると100万円単位でお金がかかることも
子どもが浪人すると、予備校の費用や受験費用の負担が発生します。予備校の授業や季節講習などの費用は総額100万円を超えるケースが珍しくなく、場合によっては200万円以上かかることもあります。 また、予備校に通わず浪人生活を乗り切る場合も、受験費用として平均30~40万円程度の費用が必要です。子どもが大学受験に臨むまでに、浪人の可能性も想定した資金の準備をしておきましょう。 出典 株式会社エンライク じゅけラボ予備校 浪人生の塾・予備校費用に関するアンケート 日本政策金融公庫 令和3年度 教育費負担の実態調査結果 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部