令和に“社内運動会”が復活 背景にZ世代の“上より横の目”意識【WBS】
Z世代は“上より横の目”?
WBSの原田亮介解説キャスターはZ世代について、“横の目”を大事にする世代だと語ります。 「Z世代は同世代の横のつながりを大事にする。友達に認められたいという価値観を持っているのが特徴だ。今回のようなイベント(社内運動会)はモチベーションを上げるには非常にいい」(原田解説キャスター) リクルートワークス研究所の調査では「人からうらやましがられることは重要」との質問に対し、重要と回答した10代は45.6%と、30代の25.8%、40代の20.6%に比べ突出して高い数字が出ています。 また「自分の行動を決める際に友人がどう思うか重要」との質問に対しても10代は49.3%と30代の29.2%、40代の22.1%と比べてこちらも高い数字が出ました。この点がこれまでの世代とZ世代との違いと言えます。 角谷暁子キャスターは「私も20代ですが、SNSとともに育った世代として、自分の行動や自分の生活が人からどう見えるかは価値観の中に意識することが刷り込まれてしまっている」と話します。
働き方に関してもZ世代の意識は違います。 「有給やリモートワークに対する欲求は非常に強い。ただし、ゆるい職場がいいかというと必ずしもそうではない。『ゆるいと感じる』『ゆるいと感じない』どちらの職場についても3年以内に辞めたいと考える人は5割を超えている。両極端の人たちが辞めたいと感じている。これまでの会社組織は縦だったが、そうではなく他の職場、あるいは他の会社の人たちといった横がどう働いているかへの関心が高い。これまでなかった世代で、育てる中間管理職には大変なことが待ち構えている」(原田解説キャスター) ※ワールドビジネスサテライト