カーター氏、国葬へ 来年1月9日を服喪の日に バイデン氏「高潔の人」 歴代大統領弔意
【ワシントン=塩原永久】カーター元米大統領の死去を受け、バイデン大統領や歴代大統領が29日、弔意を表す声明を出した。バイデン氏は「彼は高潔と勇気、希望と楽観主義の人だった」と述べ、来年1月9日を国民の服喪の日に設定。首都ワシントンで国葬を行うことを明らかにした。 バイデン氏は「米国と世界は類いまれな指導者、政治家、人道主義者を失った」と悼んだ。トランプ次期大統領も「すべての米国人の人生を改善するため全力を尽くした」と述べた。 オバマ元大統領は、中東和平をはじめとするカーター氏の貢献を挙げて称賛。ブッシュ(子)元大統領は「より良き世界を残そうとした彼の努力は大統領期間だけに終わらなかった」と指摘し、カーター氏の退任後の功績をしのんだ。