期待しかない!ハイパーSUV「LOTUS ELETRE(ロータス エレトレ)」が注目を浴びるワケとは?
インテリア
ドライバーズシートに着座するととても落ち着いた運転姿勢をとることができる心地よさをまず感じた。しかし、高級感漂うインテリアは、ハンドルにロータスのマークがなければ国産車ではないことがわかる程度。恐らくこのまま市販されるであろうと思われるが、嫌みの無いデザインには好感が持てる。ふんだんに使われたカーボンも大理石のような仕上げがされていたり、シートやトリムに貼られたレザーの赤も眩しくない品のいい色だ。よくできたヘッドアップディスプレイが装備されているのも好印象だった。
運動性能
エレトレには、高電圧配電システムが統合された、800vEVアーキテクチャが採用されている。バッテリーパックと電気モーターは地面に近くに搭載され、低重心を実現している。ロータスの優れたハンドリングが実現するわけだ。電気モーターは二つ、前輪、後輪をそれぞれが駆動する。システム出力は600hp、0-100km加速は2.9秒!最高速度は260km/hで制御がかかる。
パワーとパフォーマンス
パワー:600hp / 608.3ps~ バッテリー:100+kWh 最高速度:260km/h 0-100km/h加速:3.0 秒以下 航続距離:WLTP 600km
さすがにロングホイールベースのエレトレをコーナリングマシーンに仕立てるのは無理かもしれないが、サスペンションはリアに、5リンクサスペンション、標準装備にはエアサスペンションとコンティニュアスダンピングコントロール(CDC)が含まれている。アクティブライドハイト、アクティブリアアクスルステアリング、アクティブアンチロールバー、ブレーキによるトルクベクタリングがオプションで可能。これらハイテク装備が並ぶと否が応でもワインディングロードをこの巨体がひらりひらりとこなしていく姿を思い浮かべてしまう。さらに、ステアリング、ダンパー設定、パワートレイン、アクセルペダルのレスポンスを調整する4つのドライブモード(レンジ、ツアー、スポーツ、オフロード、インディビジュアル)が標準装備されるからどんなシチュエーションでも運転するのが楽しくて仕方ないだろう。