【MLB】ヤンキースが佐々木朗希陣営と面談へ 「彼には世界最高の投手の1人になる可能性がある」とGM
日本時間12月19日、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは佐々木朗希の獲得に向け、佐々木陣営と対面形式での面談を実施する予定であることを明らかにした。具体的な日時には言及しなかったが、近日中に面談が行われるものと思われる。ドジャースとパドレスが最有力候補に挙げられている佐々木争奪戦だが、ほぼ全球団が獲得に名乗りを上げている状況。そのなかから徐々に移籍先の候補が絞り込まれていくとみられるが、少なくともヤンキースは対面形式での面談という次のステップに進むことができたようだ。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 日本プロ野球の千葉ロッテマリーンズからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している佐々木。ウィンター・ミーティング期間中に正式なポスティング公示が行われ、45日間の争奪戦がスタートした。メジャー各球団が佐々木と交渉できるのは、日本時間1月24日午前7時まで。ただし、現在23歳の佐々木はいわゆる「25歳ルール」の対象となるため、メジャー球団と契約を結ぶことができるのは、2025年の国際移籍市場が解禁される日本時間1月15日午後11時以降となる。 キャッシュマンGMは佐々木について「彼には世界最高の投手の1人になる可能性がある」とコメント。「ヤンキー・スタジアムが彼にとってのホームになるのは素晴らしいことだと思う」と獲得への強い意志を示した。かつてヤンキースでは、伊良部秀輝、松井秀喜、井川慶、黒田博樹、五十嵐亮太、イチロー、田中将大らがプレー。千葉ロッテの大先輩であり、同じ速球派右腕でもある伊良部はヤンキース史上初の日本人選手となり、1998年には日本人初のチャンピオンリングを獲得した。 ヤンキースは今オフ、マックス・フリードの獲得に成功して先発陣を強化。クローザーのデビン・ウィリアムスを獲得するためにネスター・コルテスを放出したが、それでも先発陣にはゲリット・コール、フリード、カルロス・ロドン、ルイス・ヒル、クラーク・シュミット、マーカス・ストローマンと十分な戦力が揃っている。佐々木をじっくり育成する余裕もあり、面談では球団の歴史や伝統に加え、今季リーグ優勝を成し遂げた現有戦力の充実度、そして今後の育成プランなどをアピールしていくことになりそうだ。