アウトドアギアの世界遺産「マグライト」を使ってキャンプタイムトラベルしませんか?
キャンプに使うライトは、ヘッドライト、ランタン、ハンドライト問わず、LEDを使った高照度でバッテリー時間が長いのものが主流になっています。みなさんの装備も、おそらくLEDが中心なのではないでしょうか? 液体燃料やガスを使用した明かりを楽しむ人は、今となっては少数派かもしれません。 【写真9枚】サードパーティー製のアイテムでLED化もできる。明るさ、照射範囲など、「マグライト」の特徴を写真で見る でも、だからこそ楽しい世界もあります。今回は、無骨だけど頼れるキャンプアイテム「マグライト」の魅力を5つ紹介します!
クラシックな作りなのに現役投入したくなる丈夫さ
僕が持っているマグライトは一番古い物でおよそ30年物。打ち所が良かったのもあるかもしれませんが、数メートル上から落としたり、車にひかれたり、無くして数日間放置されたり、海の中に落としたりと、本当に過酷な(雑な)状況で使われてきました。でも、電池を入れて、電球を変えればしっかりと暗闇を照らしてくれます。 その丈夫さの理由は、全く無駄がないシンプルでメンテナンスがしやすい構造にあります。 パーツは大きく分けてレンズ部分、点灯・調整用の頭、本体、電池挿入用のフタの4つ。どのパーツも削り出しでつくられており、重要部分はOリングがついていて防水性が高いのも特徴です。その丈夫さゆえ、常に過酷な環境で使用することが想定されるアメリカの警察や軍でも正式採用されてきた逸品です。
弱点のリカバリーが完璧
マグライトの弱点は電球を使用していることと、そのせいで電球部分が衝撃で破損してしまう、または寿命が短いところです。 でも、この弱点、本体およびサードパーティー製品でリカバリー可能です。代表的な方法がつぎのふたつ。 (1)電池挿入口キャップに予備の電球が入っている 僕がはじめてマグライトを使ったとき、この機能に感動したことを今も覚えています。電池挿入口のキャップには電池のマイナス部分を当てる通電パーツがあり、そのパーツを外すと中にはしっかりと保護された予備電球が入っています。この、無駄な隙間が一切無い感じはまさに機能美という感じです。 (2)サードパーティー製のアイテムでLED化できる 電球には寿命があるためLED化したい(現在はLEDタイプも販売中)。そんな時も安心です。世界で一番有名なライトといっても過言ではないマグライトだけに、サードパーティー製でLED化するためのパーツがたくさん販売されています。 交換も簡単で、1分もあれば変更できてしまいます。このおかげで、クラシカルなまま使いたいときは電球を。明るさと電離寿命を優先したい場合はLEDパーツをといった感じで、好きな時に取り替え可能です。