ルーシッド株上昇、サウジ政府系ファンドが10億ドル出資へ
(ブルームバーグ): 米電気自動車(EV)メーカーのルーシッド・グループは、サウジの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)の関連会社から10億ドル(約1513億円)の出資を受ける。この会社は、ルーシッドへの最大の出資者。
サウジ政府系ファンド、ルーシッドに10億ドル出資へ-テスラの競合
25日の発表文によれば、出資するのはアヤル・サード・インベストメントで、転換優先株を私募形式で購入する。新たに調達した資金の一部は設備投資ならびに運転資金に充当される。
ニューヨーク時間25日午前の取引で、ルーシッド株は一時20%を超える上げとなった。
ルーシッドは米国を拠点とする数少ないEV専業会社の一つだが、生産の拡大に苦慮している。同社は2月に投資家に対し、年内にセダン「エア」を約9000台生産すると明らかにした。だがこれは前年の8500台をわずかに上回る台数にすぎず、数万台としていた当初の目標を大きく下回っている。
原題:Lucid Stock Rises on $1 Billion Lifeline From Saudi Investor (1)(抜粋)
--取材協力:Matthew Martin.
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Chester Dawson, Edward Ludlow