「結局何をしたらいい?」スピードも!期間も!何もかも超異例「大谷翔平の日」 本人が答えたお祝いの食べ物
◆米大リーグ ドジャース7―3レッズ(17日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】逆方向へ!大谷の13号2ラン ドジャース・大谷翔平投手(29)が17日(日本時間18日)、本拠地・レッズ戦に「2番・DH」でフル出場。ロサンゼルス市が「大谷翔平の日」と制定した記念日に両リーグトップタイに再浮上する13号2ランを放ち、自ら祝砲を上げた。チームは接戦をものにし、連敗は2でストップ。フィリーズ、ヤンキースに次いで今季30勝に到達した。また、現地の記者も驚くしかなかった一日を、中村晃大記者が「見た」。 * * * 市議会に報道陣が殺到しないよう、ひそかに進行していた「大谷の日」。これには地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のベテラン記者、ビル・プランケット氏も「2か月未満しかドジャースでプレーしていない選手をロサンゼルス市が取り上げたことはとても珍しいことだ。非常に素早い。しかも、彼がチームに在籍する限り、毎年やるというんだから。そんな話は聞いたことないね(笑い)」と驚いていた。 米国では1843年5月に初めて日本人移民が米国に到着したことなどを記念し、5月が「アジア・太平洋諸島系米国人の文化遺産継承月間」となっている。大谷は“生きる文化遺産”といっても過言ではなくなりつつある。ロサンゼルス市は昨年も通算173勝の名投手、F・バレンズエラ氏を表彰し、23年8月11日を同氏の日としたが、1年だけ。決まるまでのスピードや期間、何もかもが超異例だった。 ただ、「大谷の日」とは言っても何かをしたり、何かを食べたりと“お決まり”があるわけではない。試合前のクラブハウスで番記者同士が「結局、何をしたらいいんだろう?」と話していると、ちょうど本人が現れた。プランケット記者から「(毎年)何を食べて祝えばいい?」と聞かれると大谷は「Sushi(すし)」と、いたずらっぽい顔で答え、「or Pizza(それかピザ)」と続けた。アメリカンジョークも習得済み。愛される理由が垣間見えた。(中村 晃大)
報知新聞社