慶応の安達英輝内野手（２年）＝横浜市港北区の日吉台球場で２０２３年２月５日、田中綾乃撮影

　◇投手攻略　キーマンに　安達英輝（えいき）内野手（２年） 　身長１８０センチ、体重９１キロの恵まれた体格の持ち主で、高校入試の面接ではバットを構える振りをして「勝負強さ」をアピール。面接官を笑わせるほどのムードメーカーだ。 　昨秋の関東地区大会では専大松戸（千葉）との準決勝に代打で出場し、同点に追いつく右前適時打を放つなど活躍した。しかし「運に助けられた打席が多かった。打ち急いだり打ち損じたりしてしまい、どっしりと構えて打てなかった」と振り返る。 　スイングのスピードと精度を上げ、長打者を目指す。甲子園では「関東大会よりもさらにレベルの高い投手を打ち崩す必要がある。自分がそのキーマンになりたい」と意気込む。 　◇全力でチームに貢献　宮尾青波（せいは）内野手（２年） 　遊撃手を務めた昨秋の関東地区大会では「緊張してしまった。メンタルに課題を感じた」と振り返る。守備では一歩前に踏み出し、打撃では初球から積極的に振っていくよう心がけている。 　推薦入学する選手が多い中、一般入試で入学した。勉学に厳しく留年する生徒も少なくないが、「日本一の文武両道の高校」として小学生の頃から夢見ていた高校生活に充実さを感じている。 　センバツでは「試合に出ても出られなくても、チームに必要な選手となって、全力で貢献したい」と意欲を見せている。 ＝随時掲載