全国に拡大中!“ゴンチャ”快進撃の裏にある常識破りの戦略とは
週4回来たくなる店づくり~飲み物1万通り、スピード接客も
街を見渡せばいたるところにカフェがある空前のカフェブーム。そんな中で目覚ましい快進撃を続けるグローバルカフェチェーンがゴンチャだ。 【動画】全国に拡大中!“ゴンチャ”快進撃の裏にある常識破りの戦略 東京・新宿区の新宿ミロード店をのぞくと、目立つのは10代、20代の女性客。中には「週4回は飲んでいる」という熱烈なファンもいる。彼女たちが太いストローで飲んでいるのは、紅茶やウーロン茶に甘味やミルク、フルーツの香りなどを足したアジアで人気のティーメニュー。ゴンチャはティーカフェの専門チェーンなのだ。
ゴンチャが使っている「阿里山ウーロンティー」は、台湾南部の阿里山で栽培される茶葉で、通常100グラム約7000円。普通の茶葉の3倍もする高級茶葉を直接仕入れて使っている。 他にもアジア各地から厳選した計4種類の茶葉を使用。抽出する時はそれぞれの茶葉に合わせ、湯の温度や抽出時間まで変えて、最高の味わいを引き出すと言う。 店内の調理は火を使わず、全て電気で行うオペレーションが強み。路面店だけでなく、火を使えない場合もある駅ナカ店など、出店先の選択肢が広がるからだ。 国内のカフェ業界で店舗数トップを走るのは「スターバックスコーヒー」で1948店。「ドトールコーヒー」1067店、「コメダ珈琲店」1004店と続く(店舗数は各社HPより・放送日時点)。一方、ゴンチャは現在約162店(8月1日現在)と、規模ではまだまだ差があるが、独自の闘い方で急成長を続けている。 茶の抽出を始めたところで、スタッフがその時刻を記したシールを貼った。「4時間でお茶の味が落ちてしまうので必ず廃棄する」と言う。鮮度にもこだわり抜いているのだ。 ゴンチャと言えば約7割の客が頼むトッピング。アロエ、ミルクフォーム、ナタデココに定番のタピオカと4種類から選べる。甘さのシロップはゼロから少なめ、普通、多めと4段階。氷の量も同じように4段階で選択できる。組み合わせは1万通りにもなるから飽きずに楽しめるのだ。