ラグビー日本代表が9年ぶりエディーHC体制で合宿 “朝6時開始”に選手の声さまざま
◇ラグビー日本代表 宮崎合宿5日目(10日、宮崎県屋外型トレーニングセンター) 9年ぶりにヘッドコーチ(HC)に就任したエディー・ジョーンズ氏が指揮を執るラグビー日本代表 宮崎合宿の練習が公開。朝6時開始のハードなスケジュールに選手たちから様々な声が上がりました。 【画像】”鬼のコーチ”とも呼ばれた ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズHC 2015年ラグビーW杯で強豪・南アフリカ代表から勝利をおさめた“ブライトンの奇跡”。この試合を指揮したエディー・ジョーンズ氏が今年1月から日本代表ヘッドコーチに復帰。復帰以来、初の本格的指導となる宮崎での合宿が今月6日よりスタートしています。 エディーHCと言えば、“鬼コーチ”とも言われた長時間の練習で日本代表のレベルを大きく押し上げた人物ですが、この日の練習は“鬼コーチ”の一面がほとんど見られず。 午前9時開始予定の朝練習と午後練習という2部構成の練習は、11時すぎから行われる1時間30分程度の1部練習にスケジュール変更される事態にもなりました。 「毎週必要なことを網羅するためにスケジュールを変えている」と語ったエディーHC。この日は、ポジションごとに分かれてのパスやタックル、15対15のゲーム形式の練習を終始見つめながら、時折「すばらしい」と日本語で声をかけており、22日(土)に控えるイングランド代表とのテストマッチに向けて手応えを感じている様子でした。 この日は練習スケジュールが一部変更となりましたが、朝練習の前には午前6時から早朝練習が毎日行われているというラグビー日本代表。
ハードなスケジュールについて、かつてのエディーHC体制を知る4大会連続W杯出場のリーチ マイケル選手は「2015年の時とちょっと違って楽しい。15年の時は地獄です」と笑顔で振り返る一方、日本代表としての試合出場の経験がない25歳の原田衛選手は「4時5時に起きて準備して、5時半には(練習会場に)着いて。本当にしんどいです」とかなりヘトヘトの様子。 さらに、日本代表でキャプテンも務めた坂手淳史選手は「朝早いですけれど、効率よくトレーニングさせてもらっています。夜の練習がないので、しっかりと睡眠が取れる」と早朝練習について全く問題がないようで、日本代表としての経験値なのか、選手それぞれエディーHC体制の練習スタイルへの適応には少し差がありそうです。 合宿開始からわずか2週間程度で訪れる強豪・イングランドとのテストマッチ。メンバー入りへ生き残りをかけて選手たちが臨む宮崎合宿はあす11日、U20日本代表候補との合同練習を予定しています。