日米韓外相が電話会談、北朝鮮のICBM発射を強く非難する共同声明…ロシア派兵も「最も強い言葉で非難」
【ワシントン=田島大志】日米韓の外相は10月31日、電話会談を行い、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を強く非難する共同声明を発表した。声明は、弾道ミサイル発射が国連安全保障理事会決議の明白な違反にあたるとして、「挑発的で朝鮮半島周辺の安定を損なう一連の行為を直ちに停止するよう強く求める」とした。
電話会談には、岩屋外相と米国のブリンケン国務長官、韓国の趙兌烈(チョテヨル)外相が参加し、対応を協議した。
共同声明では、3か国での安全保障協力を引き続き強化するとし、「北朝鮮による核・弾道ミサイルの増大する脅威をより効果的に抑止」すると強調した。
また、北朝鮮軍のロシア派兵にも触れ、露朝間の軍事協力の深化にも「最も強い言葉で非難する」と表明した。