【埼玉西武ライオンズ】初の開幕投手を務める今井達也、先発転向2年目の平良海馬に期待|注目選手・予想ローテーション・予想オーダー|プロ野球
西武は松井稼頭央監督が就任2年目のシーズンを迎える。昨年は開幕直後こそ好調だったが失速し5位に終わった。しかしチーム防御率2.93はリーグ2位。とくに先発投手陣が豊富に揃っており、打線が機能すれば上位浮上も見えてくる。
注目選手
投手:今井達也 投手としては、8年目にして初めて開幕投手の大役を任されることになった今井達也に注目したい。昨年は5月末から約1ヶ月間の離脱があったため、規定投球回には到達しなかった。それでも19試合に先発し133回を投げ10勝5敗、防御率2.30と文句なしの成績を残した。また7月に復帰して以降は12試合の先発全てでQSを達成。そのうち11試合はHQS(7回以上自責点2以下)と圧倒的な投球を見せている。 今年は髙橋光成が出遅れていることもあり、開幕投手としてシーズンをスタート。以降も基本的にはカード頭を任されることになりそう。相手チームのエース格とあたることになるが、昨年の7月以降のような投球ができればチームに勝利を引き込むことができるはずだ。 野手:中村剛也 野手で注目したいのは今年8月に41歳となる中村剛也だ。昨年は3・4月の月間MVPに輝くなどチームを牽引。88試合の出場ながらチームトップの17本塁打とパワーはまだまだ健在だった。規定打席には届いていないものの、OPSは.819と高水準で2019年以来4年ぶりに0.8を超えている。昨年の開幕直後のような状態をキープできれば、今年もスタメンでの出場機会も増えそう。 守備は三塁が本職だが、昨年は1度も守備につかなかった。今年もオープン戦で三塁の守備に一度もついていない。スタメン出場する場合は指名打者が基本となる。もちろんスタメンで起用されない場合は、一発が期待される場面での代打出場となりそうだ。 通算471本塁打は現役トップであり節目の500本塁打まであと29本に迫っている。2019年を最後に30本塁打以上を記録しておらず、1年での到達は少し難しいかもしれないが綺麗な弧を描くアーチを今年も期待したいところ。