シャープ、カメラ部品事業を鴻海に売却…155億円損失計上の見通し
シャープは27日、ベトナムで手がけるスマートフォン向けカメラ部品事業を、親会社の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業グループに売却すると発表した。売却額は非公表だが、売却に伴い、資産価値を見直すことなどで、今後155億円の損失を計上する見通し。
シャープ子会社が保有する全株式を来年5月末に鴻海子会社に売却し、工場設備などの関連資産も8月末に引き渡す。
シャープは家電など採算性の高い「ブランド事業」で経営の立て直しを急いでおり、部品などの「デバイス事業」の縮小を進めている。