MEGUMIさんが語る「心の美容法」。悩んで苦しい時期を乗り越えるためには
グラビアアイドルとしてデビューし、現在は女優として活躍するMEGUMIさん。『美の伝道師』と称され、ご自身の美容法について紹介した書籍『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)が50万部を突破するベストセラーになりました。 【漫画】こちらもチェック!心のモヤモヤを吹き飛ばす痛快コミック『メンタル強め美女白川さん』 新刊『心に効く美容』(講談社)は、「疲れているときや辛いときに自分の美容法や思考法が役に立てれば」というMEGUMIさん本人の強い思いで実現した一冊。一生使える美容法や、メンタルケアメソッドを紹介しています。 そんな『心に効く美容』から、今回はMEGUMIさんのエッセイをお届けします。MEGUMIさんは壁にぶつかって悩んでいる時、どのようにして乗り越えてきたのでしょうか? ■魅了されるのは、動いている人 私は15年ほど前、自分でも「どうしよう」と思うほど、望む仕事が来なかった時期がありました。バラエティメインの活動から、役者として新しい道を切り開いていきたいけど、待っていても何も始まらない苦しい時期でした。 何よりも怖い〝停滞〞の間も、ひたすら演技のワークショップに自ら通って先生から演技指導を受けたり、美容に力を入れて肌と気持ちを整えたり、『+コラボレート』というウェブサイトを作って才能ある方たちと作品を作ったり。とにかくどうなるかなんて分からないけど、動き続けたことで「なんかMEGUMIが変わったね」「お芝居がよくなってきたね」「なにか面白いものをプロデュースしているんですね」と言ってくださる方が増えて、少しずつ仕事が広がっていったという経緯があります。 またカフェの経営を始めたばかりのころ、ある経営者の方から「お店がキャンペーンやイベントをやるのは、儲けよりもまず、動いてる感じを伝えることが大切だから」と教わったことがありました。 結局のところ、人はプライベートにおいてもビジネスにおいても、何かに向かって動いている存在に魅了され、吸い寄せられていくのだと思います。 皆さんも経験があると思いますが、参加しようと思っていたレッスンの申し込みを後回しにしていたり、食器を洗うのを明日に残したり、仕事の締め切りが迫っているのにまだ手をつけていなかったり。大抵、1時間もしないで終わるようなことが胸の中にずっと付きまとって、罪の意識がたまってしまうようなことってありますよね。私ももちろん、すべてはできていません。 でも心を労わるのも、肌や身体を整えるのも、人に幸せを与えるのも、「動くこと」で必ず光が見えてきます。失敗してもいい。やらなかった後悔が自分を苦しめないように。動き出せた美しい表情を皆さんと共有していけたらと思っています。 ※本記事はMEGUMI著の書籍『心に効く美容』から一部抜粋・編集しました。 著=MEGUMI、撮影=東 京祐/『心に効く美容』(講談社)より