Z世代のゲームとの関わり方は3タイプ 広告で見たらインストール
広告で見たらインストール
さて、若者はどこで新たなゲームアプリの情報を得ているのでしょうか。実は、若い人ほどスマホに表示される広告からゲームアプリをダウンロードしています。ドリーム・トレイン・インターネットが2024年8月に発表した調査※3では、「広告を見てダウンロードしたことがある」と回答した人は、50代で10.5%だったのに対して10代では34.3%となっています。 ※3 ドリーム・トレイン・インターネット「ゲームに関するアンケート」 新作ゲームは、「YouTube」や「TikTok」などで配信されているゲーム実況で知る機会が多いのですが、ゲームの広告もしっかり内容を確認し、興味があればそのままダウンロードしています。そして、もしつまらなければアンインストールすればいいという、タイパ(タイムパフォーマンス)主義の世代ならではの行動パターンが見られます。 ゲームのインストールや課金を保護者が管理するには、ペアレンタルコントロールの設定が有効です。子どもがアプリをインストール、または課金をするときに保護者のスマホから「許可」することが必要になります。子どもがスマホで何をしようとしているのか、事前に把握することでトラブルを防げます。 出典:日経パソコン、2024年12月9日号より 鈴木 朋子=ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー 日立ソリューションズにてシステムエンジニア業務に従事、のちフリーライターに。SNS、スマホ、パソコン、Webサービスなど、入門書の著作は20冊を越える。ITの知見と2人の娘の子育て経験を生かして、子どもの安全なIT活用をサポートする「スマホ安全アドバイザー」として活動中。近著は「親が知らない子どものスマホ」(日経BP)、「親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本」(技術評論社)