ハースF1離脱のマグヌッセン、インディカーかWECへの転向も検討
ケビン・マグヌッセンが今シーズン終了後もF1に残る可能性がかなり低いことは明らかだが、彼はハースでの残りのレースに前向きな姿勢で臨んでいる。過去に何度も言及しているように、マグヌッセンはF1に残ることを願っているものの、他のカテゴリーに移ることにも前向きであり、2021年に得た経験は、他の場所でも満足して競争力を発揮できる証となっていると指摘している。 【写真】2024年F1日本GP ケビン・マグヌッセン(ハース)と小松礼雄チーム代表 マグヌッセンによると、サマーブレイク中に将来の計画を明確にするようなことは起きておらず、「実際にはあまり変わっていない。これから何をするかについていくつかアイデアはあるが、今のところ共有できるニュースや発表できることはない」と語った。 将来のことを考えながらも、今はF1のレースに集中しているマグヌッセンは、シーズン後半戦に特別なアプローチを取るつもりはないという。 「今年の後半戦には、他のどの年のどの時期とも同じ姿勢で臨む。僕は、何かを証明する必要はないと思う。長い間このスポーツに携わってきたので、証明する必要は何もないと思っているよ」 「10年以上にわたってドライバーとしての実力を示してきた。それが半年で変わることはない。かなりリラックスしているし、来年何が起こるかを楽しみにしている。良い選択肢があると思うし、何が起ころうとも今シーズンの残りを楽しんで、何が起きるかを見ていこうと思う」 マグヌッセンは、F1に残ることが必ずしも優先事項ではないことを明確にしたが、現在何を目指しているかについては非常に漠然とした答えを選んだ。 「今年の後は、自分が充実感を得られること、満足できると思うことに時間を費やすことを優先する。それについては、いろいろなことが考えられる。F1もそのひとつだ」 マグヌッセンは、ハースにリザーブドライバーとして残ることには興味がないと明言している。F1以外の選択肢のひとつはインディカーだ。インディカーでは2025年に競争力の高いマシンに乗ることができる可能性が残されている。一方で、WEC世界耐久選手権の複数のワークスチームとも交渉中であることがわかっている。 [オートスポーツweb 2024年08月30日]