「いつまで寝てるんだ!」「タダ飯食らいが!」壮絶な幼少期を乗り越えて手に入れた幸せとは…?現代の幸せについて問いかけた作品に感動の声が届く!【作者インタビュー】
ライブドアブログ「ゆっぺのゆる漫画ブログ」やInstagramでエッセイ漫画を描いている漫画家のゆっぺ(@yuppe2)さん。なかでも、2021年12月から執筆してきた「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」は完結後、電子書籍が発売。読者からは「ほかの人にも読んでみてほしい」「大変な生涯」「人生で一番大切なことが書いてある漫画」など感動の声が続出している。今回、漫画で描かれている現在92歳のおばあちゃん・キヨさんにインタビューを実施!主人公であるキヨさんと、作者でキヨさんの孫であるゆっぺさんに、本作について話を聞いた。 【漫画】本編を読む ■ 「日本一幸せなおばあちゃん」の壮絶な過去とは?現代の幸せについてのヒント ゆっぺさんは、2018年頃からInstagramにエッセイ漫画を投稿し始めた。仕事を辞めた際の経緯を描いた作品「仕事を辞めた話」がバズりフォロワーが一気に増えたという。大人になるにつれ描くことから離れていたゆっぺさんだが、SNSの影響で再び挑戦することにしたと振り返る。 本作では、今の時代と昔を対比させる想いが込められている。現代はとても豊かで食事も満足に取れるが、昔はそれが難しかった。それなのに現代では幸せを感じられない人が多く存在する現実を受けてゆっぺさんは「昔に比べてはるかに恵まれたこの時代に、なぜ幸せを実感できないのか、という問いを投げかけたかった」と語る。 一方、祖母のキヨさんは「今が一番幸せ」と語る。息子夫妻の隣でひとり暮らしをする彼女は、自由な時間を満喫しているそう。「好きなものを食べ、休みたい時に休む。そんな気楽な生活は、本当に幸せです」と、穏やかな表情で語ってくれた。さらに、健康であることの大切さも強調しており「若いころは養母に辛く当たられたが、今考えると健康であることがどれほど重要かを痛感する」と振り返る。 キヨさんは、これからの挑戦についても熱く語ってくれた。「布や折り紙を使って、ひな人形を作りたいですね。生きているうちに、手元にある材料を使っていろいろなものを作りたい」と、目をキラキラと輝かせながら話す。 「今が一番幸せ」と語るキヨさんの生き方には、過酷な人生を乗り越えた強さと、日々の小さな幸せを見つける知恵が詰まっている。彼女の経験は、現代を生きる私たちにも多くの人生のヒントを与えてくれるだろう。興味のある人はぜひ読んでみてほしい。 取材協力・画像提供:ゆっぺ(@yuppe2)、キヨ