声とボードで「Boo!Boo!」名古屋ドルフィンズ・今村佳太、古巣のファンから愛あるブーイングに「特別大きなものをもらえて幸せ」
◇7日 りそなB1リーグ第9節 琉球86―68名古屋D(沖縄アリーナ) 琉球ゴールデンキングスから今季名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)に移籍した今村佳太(28)の凱旋(がいせん)試合となった。 ◆イラストで「BOO!」今村佳太の似顔絵ボードを掲げる琉球ファン【写真】 古巣から”愛ある大ブーイング”を受けた。第4クオーター(Q)の終盤、63―80の17点ビハインドの場面で、今村がフリースロー2本を獲得。会場からはこの日1番の特大ブーイングが響いた。ゴール裏には、琉球ファンお手製の今村の似顔絵ボード約200枚が掲げられた。 「こういうやり方もあるんだなと。すごくうれしかった。ブーイングも愛情の裏返しだと感じている。特別大きなものをもらえて幸せ」 今村は1本目のフリースローをしっかりと決めると、「もっともっと」のジェスチャーであおった。さらに大きくなったブーイングの中で、2本目も沈めてみせた。 凱旋試合で温かく迎えられた一方、名古屋Dとしては18点差で敗れた。「点差を見てとてもうまくいっているとは言えない。自分たちのやりたいバスケがうまくできない時に、なかなか整理できずにそのまま点差を広げてしまうことがあるので、いかに早く修正できるかが課題」と話す。 第1戦ではリバウンドが39―44と5つ上回られたが、前半終了時点では名古屋Dの方が上回っていた。リーグ全体でリバウンド数1位を誇る琉球に対し、第2戦では試合を通じて上回りたい。
中日スポーツ