Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング38位。営業収入は過去最高! J2で成長し続けるクラブ
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
38位:水戸ホーリーホック(85) 2024リーグ戦成績:15位(J2) 2024シーズンホームグロウン人数:2人(43位タイ) 2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:4,406人(41位) 2023年度営業収益:約11億400万円(35位タイ) J2リーグ参入から2024シーズンで25年目を迎えた水戸ホーリーホックは、加盟当初集客面で苦戦を強いられていた。2005年から2009年まで5年連続で動員数リーグ最下位という不名誉な記録を作り、経営不振を極めていた。 しかし長くJ2を戦ううちにクラブの規模も拡大し、2010年10月に行われた柏レイソル戦では初のスタジアム入場者数1万人を突破。2024シーズンのリーグ最終節・モンテディオ山形戦ではクラブレコードとなる10,488人のファン・サポーターが詰めかけた。 2019シーズンは歴代最高順位となる7位で終え、J1昇格プレーオフ圏内の6位まであと一歩まで迫った。スタジアムへの平均入場者数ではこの年に最高値をたたき出しており、ホームゲーム1試合あたり6,087人がチームの行く末を見守った。 クラブの営業収入は増え続けており、2023年度の約11億円400万円は過去最高売上である。とりわけ広告収入が著しい成果をあげており、2019年度の2億5900万円から5億7400万円と大きく増収に貢献した。 2024シーズンは15位と振るわなかったが、前年の17位と比較するとわずかに順位を上げている。すなわち、単純に考えると過去最高の売上を記録した前年度の収入を超える可能性も残されているわけだ。
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