「カスハラ」理不尽なクレームには毅然と対応、お互い感謝の気持ち忘れずに
そんな中、お客様からお褒めの手紙をいただいた。トイレを一生懸命に清掃する私の姿に感動したという内容だった。短い言葉ではあったが、つらい時でも見てくれている人はいると心の支えになった。
それ以来、私は飲食店やホテルなどのアンケートには積極的に答えるようにしている。感謝の気持ちが届くよう祈りながら書く。カスタマーハラスメントという言葉が話題になり、人と関わる仕事に従事する方はストレスがたまるだろう。でも味方になってくれる人は必ずいる。
わずかでも働く人の心の支えになるよう、感謝の言葉を伝える機会がもっと広まればと願ってやまない。(31歳・保育士=東京都、2024年6月24日掲載)
担当記者から
昨年度、カスハラが原因でうつ病などの精神疾患を発症し、労災認定された人は52人にも上りました。労働者が気持ちよく働ける職場だからこそ、良いサービスが提供できるのではないでしょうか。働く人の気持ちを考えた対応が大切です。(田渕)
「ササる投書」を随時掲載します。次回もお楽しみに!