拉致被害者団体と地域住民が対立 対北朝鮮ビラ散布巡り=韓国
【高城聯合ニュース】韓国団体による北朝鮮体制を批判するビラの散布を巡り、北朝鮮に近い韓国北東部の江原道高城郡では住民の反発が強まっている。同郡県内面の対北朝鮮ビラ散布防止非常対策委員会は25日、ビラ散布を行うとの届け出があった場所を来月18日まで農業機械で占拠すると発表した。 同委員会は26日にこの場所で記者会見を開き、ビラ散布への反対声明を発表する予定だ。 委員会の関係者は、北朝鮮の景勝地・金剛山の観光事業の拠点だった同地でのビラ散布による生存権の侵害を座視しないと強調した。 一方、拉致被害者団体側はこの日もビラ散布を行う意向を改めて示した。拉致被害者家族でつくる社団法人「戦後拉北者被害家族連合会」の崔成龍(チェ・ソンリョン)理事長は、ビラ散布ではなく団体の情報誌を北朝鮮に送る活動だとして住民に協力を求め、「実際に散布する場合はあらかじめ告知してから行う」と述べた。
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