忌竹で本殿をきれいに 函館八幡宮で大すす払い
今年もあと1週間となった25日、函館八幡宮(川見順春宮司)で神事「大すす払い」が行われた。神職3人が長さ約5メートルの忌竹(いみだけ)などを使い、本殿の汚れを落とすなどした。
忌竹は境内にあるササを切って用意。新しい神様に来ていただくお清めで、生命力のある青々としたササを使う。権禰宜(ごんねぎ)の桑原隆次さん(45)らが天井のはりなどに当てて払うと「サー」と音を立てながらほこりが落ちていった。巫女(みこ)ははたきを使い、窓にあるすだれなどをきれいにしていった。 桑原さんは「今年は正月から地震などがあり災いが多かったが、新しい年は皆さまが穏やかに過ごされるように気持ちを込めて奉仕しました」と話していた。
函館新聞デジタル