レバークーゼンで大ブレイクしたカイ・ハベルツは“中の上”程度に収まる器ではない【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
バラック並みの高さに加えエジルのようなビジョンも
17ゴールを奪うなど2018-2019シーズンに大ブレイクしたハベルツ。ドイツ代表にとっては近未来の成功を約束する“保証書”のような存在だ。(C) Getty Images
レバークーゼンで大ブレイクしたカイ・ハベルツは、同業者やドイツ代表の指揮官も認める次代のスーパースター候補生だ。その評判はヨーロッパ全土に伝わっており、もはや“中の上”程度のクラブに収まる器ではない。(文:ルドガー・シュルツェ・訳:安藤正純 2019年7月4日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― バイヤー・レバークーゼンに所属する攻撃的MFのカイ・ハベルツはこの1か月間で、失望と歓喜の両方を味わった。まずは悪いトピックから。 6月8日、ドイツ代表がEURO2020予選でベラルーシに2―0の快勝を収めた。その3日後にはエストニアを8-0と一蹴。予選2連勝を飾った。これに複雑な思いを抱いていたのが、エストニア戦当日に20歳の誕生日を迎えたハベルツだ。なにしろ2試合ともに出番なしで、ベンチを温め続けたからだ
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