【独自】京アニ事件 遺族の男性が青葉被告と面会 「本当の気持ちを話してほしい」
京都アニメーション放火殺人事件で、死刑判決を受けた青葉真司被告が29日朝、事件の遺族の男性と大阪拘置所で面会しました。青葉被告が事件の遺族と直接面会するのは初めてとみられます。 2019年、京都市伏見区で京アニのスタジオに放火し、社員36人を殺害するなどの罪に問われた青葉真司被告(45)は今月25日、京都地裁で死刑判決を受けました。
29日朝、事件で犠牲になったアニメーターの1人、寺脇(池田)晶子さん(当時44)の夫が大阪拘置所を訪れ、青葉被告が面会に応じました。 【寺脇(池田)晶子さん(当時44)の夫】 「まず『きょうあなたを責めるつもりはまったくない、本当の気持ちを話してほしい』と話した」 「うちは子供が残されてしまったから、って言った時に、申し訳ないって感じで頭を下げていた」 青葉被告側は26日、大阪高裁に控訴していますが、きょう29日の面会では弁護人を解任する意向を示したということです。
一審を担当した弁護士は・・・
一方、一審を担当した弁護士は取材に対し、 「控訴審も引き続き弁護人として選任されることを希望する旨の書面を26日接見時にいただいており、29日の接見でもその旨を確認しております」 「なお、最終的に控訴審の弁護人が誰になるのかは、少なくとも高裁の判断まで分かりません」 としています。
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