【遺族男性が青葉被告と2度目の面会】 京アニ裁判で控訴を取り下げない理由について「いろんなことを発信したい」と話す
京都アニメーション放火殺人事件で、死刑判決を受けた青葉真司被告が30日朝、29日に続き再び、遺族の男性と大阪拘置所で面会しました。 2019年、京都アニメーションのスタジオに放火し、36人を殺害するなどの罪に問われた青葉真司被告(45)は25日、京都地裁で死刑判決を受けました。事件で犠牲になった寺脇(池田)晶子さんの夫が29日に続き再び大阪拘置所を訪れ、青葉被告が面会に応じました。 寺脇(池田)晶子さんの夫によると「晶子や子どもに何かメッセージはありますか?」と青葉被告に聞いたところ、「池田さんに対しては本当に申し訳なかったと思う」と頭を下げ、子どもに対しては「寺脇さんは子どもに『人に恨みを持たないで育ってほしい』というようなことを言っていると弁護人から聞いた。それは非常に素晴らしいことだと私は思うので、息子さんにはその背中を見て育ってほしい。そうしたら、僕みたいな踏み外した人間にはならないと思う」と話したということです。 また、控訴を取り下げない理由については「人に面会できない」「いろんなことを発信したい」と言い、寺脇(池田)晶子さんの夫は、「(控訴は)判決をひっくり返そうというたぐいの話ではなく、遺族の気持ちを逆なでするとかではなく、いろんな人と話していきたいという目的だったんだなと思った」と話しました。