【試乗】限定100台のレクサスRZが瞬時に売り切れた! 1000万オーバーの「Fスポーツ」がみせた大人の世界
100台限定の特別仕様車はすでに完売!
レクサスのBEV(電気自動車)であるRZに特別仕様車が設定され、試乗する機会が得られた。 【写真】この見た目、まるでデモカー! レクサスRZ450e “F SPORT Performance”のサイドビュー(全41枚) とはいえ、100台の特別限定モデルとして登場するやいなや完売してしまったという。 まだまだBEV車の購入に厳しい状況のなかで、何がユーザーの興味を惹きつけたのか。試乗を通じて考察してみたい。 昨今は韓国のヒョンデや中国のBYDなど近隣諸国のBEVが日本を絶好のマーケットとしてターゲット化している。とくに若い世代は「韓ドラ」や「韓流アイドル」の人気の高まりもあって嫌韓イメージが少ないと聞く。また中国製BYDに関しても、今は冷蔵庫や洗濯機、テレビもスマホも中韓製であることが当たり前。中国製BEVに対して特別懐疑的にはならないらしい。 専門家的に見てもバッテリーの耐久性や安全性など、販売台数が圧倒的に多く、年数も長い実績がある。これまでに多くのトラブルが報告されてきているが、もちろん対策や改良を施し、その経験値は国産メーカーより圧倒的に高いだろう。 国産メーカーはBEVに出遅れた論評する人も多いが、国産メーカーは市場ではなく実験室で徹底的な信頼性テストに時間をかけているためで、発売されている国産BEV車は中韓製と同等以上の信頼性を獲得している。 そんな状況のなかで、いまだに劣っているといわれるのがデザインとコネクテッドなどのソフト面だ。欧州のデザイナーを引き込み、大胆なデザインで量産している中韓車は確かにカッコいいものが多い(もちろんそうでないものもあるし、個人の主観で異なるのだが)。 そんななか登場したレクサスRZ Fスポーツ パフォーマンス。一目見てカッコいい! と思わせる。基本的な車体のデザインやパッケージングは変わらないが、まったく別のクルマ? と思わせるほど見栄えがいい。 外観的にはカーボンパネルを多用し、また大胆な造形で、見せかけではなく本物志向の外装デザインを施している。