貧打に泣いて下降線の阪神は守り勝つ野球で打線の復調を待ちたい【伊原春樹の野球の真髄】
投手陣をさらに強固にしたい阪神。エース・青柳の復調も待ちたい[写真=松村真行]
交流戦が終了し、リーグ同士の戦いに戻ったペナントレース。70試合近くを消化して、間もなく折り返し地点を迎えるが、優勝に向けて、ここからさらに熱い戦いが繰り広げられていくことになる。 セ・リーグは6月23日から阪神とDeNAの首位攻防戦が横浜スタジアムで行われたが、2位・DeNAが3連勝をマークして、首位・阪神が2位に転落した。交流戦前、阪神はDeNAに最大6ゲーム差をつけ独走態勢を築きつつあったが、交流戦で7勝10敗1分けと急ブレーキ。逆にDeNAは11勝7敗と勝ち越し。同じ勝敗で4球団が並んだが、TQB(得失点率差)で上回って交流戦初優勝を飾ってゲーム差が縮まっていた。 阪神は交流戦で打線が振るわなかった。打率3割をマークしてチャンスメークしていた一番・近本光司、二番・中野拓夢が交流戦では・・・
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週刊ベースボール