靴まみれの記者が2023年最後に買ったもの&24年最初に唾を付けたもの
本来はフェルランニング(オフロードの高地を走る競技)用のシューズで、過酷な環境下での着用を考慮した設計のため雨も弾いてくれて、雪国にある妻の実家に帰省中の今も“ピラミッドグリップ”(凹凸のあるソール)が安心の防滑性を発揮してくれている。
僕は16年に初めて購入して出張などでヘビロテしていたのだが、19年に輸入元のカメイ・プロアクト(東京、長谷部誠社長)が当該モデルの仕入れを中止……。それなりにくたびれた“PBウルトラエクストリーム”を酷使し過ぎないように、とはいえ全面的に頼りにしつつ履いていた。それが24年春夏シーズンに再入荷すると聞いて、即挙手した。
最新バージョンはインソールを低反発のものに変更して、さらに履き心地を向上させたそう。現地ボルトンの労働賃金が上がり、同時に円安が進行する中、販売価格は8年前から微増の3万800円とのことで“申し訳なさ”さえ感じてしまうが、カメイ・プロアクトの企業努力に感謝しつつ享受することにしたい。