「1年以上の“追放生活”に終止符を打った」スコットランドメディアがFW古橋亨梧の約1年ぶりの代表復帰に強烈皮肉!
そうした経緯があるからか。今回の古橋の代表復帰に対しても、皮肉まじりに伝えられている。たとえばスコットランド紙の『The Scottish Sun』は、同じくセルティックから招集されたFW前田大然(27)、MF旗手怜央(26)とともに「この3人は今シーズンの戦いで、好調を維持している」と称賛したうえでこう伝えた。 「特にブンデスリーガの強豪ライプチヒに3-1で勝利した5日夜のチャンピオンズリーグでは、3人が連携して素晴らしい活躍を演じた。そのなかで亨梧はセルティックのキャリアで最高の得点感覚を発揮していたときに、代表に呼ばれなかった経緯がある。対照的に今シーズンの公式戦ではここまで15試合に出場して6ゴールにとどまっているが、彼がどれほどの脅威であるかは疑いようがない。日本代表への招集は選手にとって名誉となるが、セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は3人のなかでも、とりわけ亨梧に無事に帰国してほしいと祈っているだろう」 別のスコットランド紙の『The Scotsman』は「凍えるセルティックのスターが、ようやく荒野から引き戻された」とのタイトルで、こう伝えている。 「亨梧が日本代表への招集を勝ち取り、1年以上におよぶサムライブルーからの追放生活に終止符を打った。レギュラーストライカーの上田綺世の負傷という恩恵もあるが、今シーズンのセルティックでの好調ぶりが報われた形といっていい」 また、セルティック専門メディアの『CELTS ARE HERE』も「森保一監督が珍しく亨梧を招集した理由」と題した記事のなかで、千葉市内で行われた会見内容を詳報したうえで、古橋に対してこう言及している。 「今回の選出はセルティックにおける輝かしく、インパクトの強いパフォーマンスがヨーロッパのトップクラブの目に留まり、あのマンチェスター・シティが亨梧に興味をもったと報じられたことなどが総合的に評価されたからだと見られる。同じく日本代表での出場時間確保に苦戦している旗手怜央とともに、インドネシア、中国と戦う今回の活動は彼らが日本代表での地位を固める絶好の機会となる」 ベンチ入りできる選手数は「23」で、2試合ともに4人ずつのフィールドプレイヤーがスタンド観戦へと回る。特に1トップは小川航基(27、NECナイメヘン)、大橋祐紀(28、ブラックバーン)、前田、そして古橋と激戦区となるなかで、週末の戦いを終えた選手たちはそれぞれインドネシアへと移動し、11日からトレーニングを開始する。