デザインと性能のバランスがいい14インチゲーミングノートPC
バッテリー性能
ゲーミングノートPCは、基本的に電源に接続してプレイすることが前提といってもいいと思います。とはいえ、ノートPCに関してバッテリーに言及しないわけにはいきません。 Zephyrus G14はその小さなサイズに反して、ある程度の持続力を持っています。73Whrのバッテリーはアダプターでの約30~40分の充電で、50%からフルまでチャージできます。また、最大100WのUSB-C充電もサポートされているので、バックアップとして機能します。これはほかのゲーミングノートPCにも搭載してほしい機能ですね。 バッテリーのテストとして、通常の作業条件で2時間継続して使用したところ、バッテリーは40%まで低下していました。バッテリーの赤表示まではおよそ5時間弱といったところ。この結果は、このサイズのノートPCで「省電力モードなし」としては及第点は超えていると思います。 たしかに、低輝度にするなどバッテリー寿命を延ばす設定にしておくこともできるでしょう。しかし、すべてを暗くして、省電力モードにして、と設定するよりも、全体を通して考えると美しいOLEDを最大限活用することをオススメします。
Zephyrus G14の総括
小型ノートPCとして生産性を最優先するならば、最新のMacBook Airのほうがいいかもしれません。しかし、なんというか休息や楽しみといったものがほしい場合は、この新しいZephyrus G14がそばにあったほうが幸せに感じるかな、とも思います。 ゲーミングノートPCとして得られるものの多くをこの小さなサイズで得られるのはいいと思います。さらに、これまでより軽く、これまでより小さく、カフェにも持ち出しやすくなったのは非常にうれしいことです。 ASUSはこのスリム化に際してある程度の譲歩をしなければならなかったのだと思います。とはいえ、リニューアルにおいてそれを補うための再設計は非常に素晴らしいものだといえます。これが14インチゲーミングPCのスタンダードとなっていくのなら、やはり私は「16インチが最適」という考えを改めなければならないでしょう。
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