止まらない学校の盗撮事件、浮かぶ実態「複数の男子生徒」「スマホや学校支給のタブレット端末」…防止策どうしたら?
(1)学校施設の管理状況の安全基準(盗撮の被害が生じない更衣室等の管理方法や目張りなどの点検等) (2)運動会や学園祭等学校行事の運営基準(現在でも撮影エリアなどは決まっている学校がありますが、今後は携帯電話を胸から吊るす袋を貸し出し等の対策案等も必要でしょう) (3)修学旅行など宿泊を伴う学校行事といったよく盗撮が起きる施設での安全基準の提示(例えば、男女の風呂や更衣室が、手を伸ばして携帯電話で撮影できてしまう環境ではないように、間仕切りの高さや入口の仕様について、施設側に文書で確認できるような基準) (4)実際に学校で起きた盗撮事件の事例集や、上述のような事例での教員の見回りポインントを作成 (5)盗撮事件発覚後の対応マニュアルを作る 髙橋弁護士は、「学校内の盗撮事件が社会問題になり、子どもたちの安全が脅かされている以上、早急な環境整備の議論と対策が必要です」と話しています。 【取材協力弁護士】 高橋 知典(たかはし とものり)弁護士 レイ法律事務所 第二東京弁護士会所属。学校・子どものトラブルについて多くの相談、解決実績を有する。TBS『グッとラック!』元レギュラーコメンテーター。教育シンポジウム、テレビ・ラジオ等の出演。Yahoo!公式コメンテーター。