能登半島地震から半年 小室アナが見た被災地の現状…いまだ残るがれきの山 市長「復興は1割にも達していない」
市長「復興への支援をどうか忘れないで」
地震から半年、今の復興状況はどうなっているのか、輪島市の坂口茂市長に話を聞きました。 ――半年で輪島市は何%まで復興できていますか? 輪島市 坂口茂市長: しっかりと復興してきたっていうことを言いたいところですけども、1割どころか本当に数%にもなってないんじゃないかなというふうに感じますね。1割は達してないですね。 輪島市 坂口茂市長: インフラとか、ライフラインでも全て応急なんです。とりあえず(水を)通している、電気は通している。とりあえずは、道路が段差だけ修復したっていうんですけど、本格的に直すにはやっぱり時間がかかりますし、元に戻った状況が100%とすれば、今はまだ全然1割も、はるか届かない状況だというふうに思っています。 3月の記者会見では、「3年で日常を取り戻す」と話していた坂口市長ですが、復旧・復興の取り組みへの難しさを実感しているといいます。なかなか復興が進まない理由のひとつに、輪島市の地形があります。 輪島市 坂口茂市長: 能登半島の中で、輪島市は先端のあたりにいますので。幹線の道路が縦一本でありますので、そこが被災すると、なかなか救援にも入ってこられない。 発災からしばらくの間は、(金沢県から片道)10時間以上かかったですし、そういった状況でしたので、復旧工事とかいろんなものが進まないんですよね。 ――漁業の復活については? 漁師さんにとってみたら、漁に出られないと全く生活が再建できないという部分もありますので、そこは急いで国の方に対応していただきながら、いま復旧を急いでいるとこです。 ――半年たって一番必要な支援はなんでしょうか? ぜひとも能登半島地震というのを風化されることなく、なんでも結構だと思うんですけども、復興への支援っていうのを、ぜひ忘れないで続けていただきたいというのが私からの願いです。これからですね、本当にこれからです。復旧も、本格的な復旧はこれからですね。 (「めざまし8」7月1日放送)
めざまし8