海外メディアは全米OP初戦突破の大坂なおみの黒マスクに注目「彼女は6つの異なる名前が入ったマスクを用意している」
全米オープンの公式サイトは2年ぶりの優勝を狙う大坂のテニスについて分析していた。同サイトは、「大坂が、いろいろな形で待ち受ける全米オープンの最初の難しいテストを通過した。1つ目は厳しい3セットマッチを戦い抜き、土居を6-2、5-7、6-2で破ったこと。2つ目は炎症を起こしている(左足の)ハムストリングの故障に対処したことだ」と評価。大坂の「フィジカル面ではもう少しできたかもしれない。だけど、試合に勝ったから文句は言えない」との試合後の会見のコメントを紹介した。 さらに「(足の状態は)優勝候補の1人にとって、大会の序盤として理想的なものではない。だが、大坂が身体面で欠く不安はパワーでほぼ確実に補うことができる。幸運を祈ろう。ラケットは、すぐに使える状態にある。大坂自身も『ほとんどの面で対処できている』と語っている」と前向きに報じた。 テニスサイトのtennis.comは、ESPNのコメンテーターであるパトリック・マッケンロー氏が、「活気に満ちたという言葉は、この(大坂の)試合を表現する上では使えない」とコメントしたことを引用。「マッケンロー氏の言葉には、いくつかの真実が含まれていた。だが、試合自体が活気をもたらすことに失敗したのか、(この大会に)何かが欠けていたから活気がなかったのか、を判断するのは難しい。スタンドのファンこそ全米オープンの夜のセッションにエネルギーを与えるものと言いたかったのかも」と続け、新型コロナの感染拡大で無観客試合となったことの影響を暗に示唆した。 「だが、これが2020年のテニスで、この時点で、我々は試合を見られることを幸運に考えるべきだ。きちんと観衆がいる雰囲気の中での試合であれば、2人の日本人の思い切りのよいショットメーカーの間で行われた起伏のある試合は、質の高いエンターテインメントになったのかもしれなかった」と評した。 大坂は2回戦で美女プレーヤーとして知られる世界ランク74位のカミラ・ジョルジ(28、イタリア)と対戦する。