【大谷翔平】ワールドシリーズ制覇で『人生設計』がまた1つ実現...では未来には何が起こる? 来季の大谷選手・山本投手の見立てを元ヤンキース・井川慶さんに聞いた!
日本時間の10月31日、ヤンキースとの試合に勝利し、4年ぶり8度目となるワールドシリーズ制覇を達成したドジャース。大谷翔平選手にとっては初のワールドチャンピオンですが、この「ワールドシリーズ制覇」は大谷選手が17歳のときに書いた『人生設計シート』にも書かれています。この『人生設計』と照らし合わせて、大谷選手のこれまでの歩みを振り返るとともに、元ヤンキースの井川慶さんに大谷選手や山本由伸投手の来シーズンの予想についても聞きました。 【写真で見る】大谷選手が17歳のときに書いた『18歳~70歳の人生設計』 ◎井川慶(45):阪神タイガース、ニューヨーク・ヤンキースなどでプレー セ・リーグ最後のシーズン20勝投手
ワールドシリーズ制覇のドジャース ロサンゼルスで優勝パレードへ
―――ドジャースの優勝、そして大谷選手や山本投手にどんな印象を持っていますか? 「もう本当に活躍していましたし、いいなぁと思うしかないですよね。ただ、自分はヤンキースOBなのでちょっと微妙でしたね(笑)」 ―――ヤンキースタジアムは井川さんもマウントに立っていましたが、改めて見て懐かしい気持ちですか? 「そうですね。ファンがやっぱり熱狂的で、すごくブーイングがあるので。(ヤンキースファンは)厳しいとされますが、英語で文句を言われるので、何言ってるか全然わからないですね」 ―――今後予定されている優勝パレードは、日本時間の11月2日(土)未明に開催されます。ロサンゼルス市庁舎を出発して約2kmをパレード。ドジャースタジアムでは祝賀会が行われます。メジャーのパレードは、やはり非常に盛大ですか? 「そうですね。多くの人が見に来てくれるので雰囲気はいいですよね。(でも)たぶん阪神タイガースの方がすごいと思います」
「人生設計」で見る大谷選手のこれまでと今後
改めて大谷選手のこれまでを振り返ってみます。大谷選手と言えば17歳のときに書いた70歳までの『人生設計』が有名です。人生設計シートに書かれた目標と実際の出来事を比べてみると、時期のずれはあるもののメジャー入団、ローテーション入り、WBC日本代表、結婚、ワールドシリーズ制覇など、その多くがすでに実現しています。 29歳のときにはWBC世界一と2度目のリーグMVPを達成、また、ドジャース移籍や結婚もありました。そして今シーズンはナ・リーグトップの54本塁打・130打点の成績を残し、メジャー初の「50-50」を達成、日本人最多盗塁も成し遂げました。 では、大谷選手の“未来”はどうなるのか?人生設計では、37歳「長男が野球を始める」、38歳「結果が出ず引退を考え始める」、39歳「来年での引退を決意」、40歳「引退試合」、41歳「日本に帰ってくる」など、リアルな内容が見られます。 人生設計による“日本に帰ってきた後”は、57歳「プロ野球界から引退」、58歳「岩手に帰ってくる」、59歳「リトルリーグの監督になる」とあります。60歳には「ハワイ旅行」、61歳「リトルリーグで日本一になる」、62~64歳「3年間岩手野球向上のため、野球を考える」、65歳「メジャー年金3000万円」、66~69歳「世界旅行」、そして人生設計の最後、70歳には「毎日スポーツを続けて元気で明るい生活」と書かれています。