「きょうは何人何百人と殺された人の数が紹介されがちだが…」パレスチナを伝え続ける写真家・高橋美香さん 知ってほしいのは一人一人の名前そして『いとなみ』
■共通の思い「誰もが当たり前に生きている社会」 今回の写真展を企画した一人、仙台在住の皆川万葉さん。パレスチナで生産されたオリーブオイルなどをフェアトレードで輸入・販売をしながら、現地の人たちの暮らしを発信しています。 お互いの活動を通して知り合い、2018年には2人でパレスチナを訪問。それがきっかけで翌年には本も出版するなど、現地への思いに「共通点を感じる」と言います。 皆川万葉さん: 「パレスチナに一緒に行って毎晩いろんな話をして。普通の人に惹かれるところも似ている。普通に暮らせる社会を。特別強い人とかスキルのある人しかサバイブできるのではなく、誰もが当たり前に生きている社会を」 写真家 高橋美香さん: 「日本であろうがパレスチナであろうが、そういう部分は同じ。そういうところを見ていきたいですよね」 ■伝えたい「いとなみ」とは パレスチナで今を生きる一人一人の姿や表情を通して高橋さんが伝えたい「いとなみ」とはー。 写真家 高橋美香さん: 「一人一人の名前とか、どういう人だったかというのはすごくこだわりたい。全然数じゃないっていう、当たり前のことなんですけれど、なかなかやっぱり遠いところとなると実感がわきにくい。どうしても。でも私はたまたまパレスチナの名前とか人生を知る機会が与えられたので、そういうことを話したり、感じてもらえたりしたらうれしいなと思います」 写真展「それでもパレスチナに木を植える」は仙台と石巻の書店などで開かれています。 ■bookcafe火星の庭(青葉区本町)は11月24日まで ■エマオ+エッサイの木(青葉区錦町)は11月22日まで ■石巻まちの本棚(石巻市中央)11月24日まで
東北放送
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