名物は衝撃のふわふわ生ハム! アラカルトもOKなお洒落イタリアンが下町に誕生
東京ビーフ✕ジューシー赤ワイン
東京ビーフのイチボはローストして、マデイラやトリュフを使ったペリグーソースで仕上げられている。「東京ビーフは年間70頭しか生産されない、幻の黒毛和牛です。放牧して育てられていて赤身がしっかりしていますが、脂身もほどよくあります。水分量もある肉質なのでとてもジューシーです」と家亀さん。
東京ビーフのローストに合わせてもらったのは、イタリアのラルコの赤ワイン。「脂身が甘いので、果実味に完熟した甘みのあるこちらの赤ワインがおすすめです。完熟しているといっても、フレッシュ感があるので、お肉を重たくせずにおいしく食べていただけます」と家亀さん。肉のうまみと赤ワインの甘みが充実したマリアージュを叶えていた。
家亀さんの「私が恋した自然派ワイン」
家亀さんが恋した自然派ワインは、イタリアのシチリアで造られたオレンジワイン。
「こちらはグリッロというシチリアを代表する品種で造られたオレンジワインです。味も骨格もしっかりと主張があるのですが、前菜でもお肉でもパスタでも何でもオールマイティに合わせられます。酸味のバランスがいいのがその理由です。これだけ主張があるのに何でも合わせられるというのが、自分の目指しているレストランのスタイルに共通するものがあって大好きですね。ぜひボトルで頼んでコースと合わせてみてください」
イタリアの自然派ワインを中心にラインアップ
nacolではイタリアの自然派ワインを中心に、フランスやオーストラリアなどのワインが用意されている。「生産者やラベルにストーリーがあるものを選んでいます。nacolでは僕が料理を作ってワインを選んでいますが、どちらも主役でありたいと思っています。料理に合わせてワインを選ぶこともありますが、その逆もあります」と家亀さん。グラス10種類(1,000~1,500円)、ボトル40種類(7,000~10,000円)のなかからおすすめを選んでもらおう。
素材の持つ力をダイレクトに感じる食体験
nacolは丹精込めて作られた素材との出合いが果たせるレストランだった。力のある素材から作られた料理は、食体験としていつまでも心に残る。