あれ、おかしい…会議中に呂律が回らず緊急搬送。年収3,000万円・45歳の「外資系独身サラリーマン」、家賃月50万円・都心タワマンから「強制退去」の残念すぎる理由
誰もが羨む、高所得サラリーマン。成功を手に入れ、将来に渡って心配なし……完全無敵な印象ですが、落ちぶれるときは坂を転がり落ちるように、ということも珍しくはないようです。 【早見表】年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
外資系エリート…会議中に感じた異変で緊急入院
外資系企業で働いていたという川口達也さん(仮名・45歳)。事件は重役も参加する重要な会議で起こりました。川口さんが発言しているとき、話しづらさを感じたといいます。話したいという気持ちばかりが先走り、呂律がまわらない――まわりが異変に気づき、救急搬送。川口さんの記憶は会議中のどこかで途切れ、途中すっぽりと抜け落ちています。次の記憶は、病院のベッドの上。 血管が詰まった部分の先の脳細胞には血液が送られなくなる脳梗塞。症状は突然現れることが多く、典型的な症状は、片方の手足が動かなくなったりしびれる、顔の半分が動かなくなったりしびれる、呂律が回らずうまく言葉を発することができないなど。脳梗塞含む脳卒中(脳血管障害)は、血栓を溶かす治療薬・rt-PAを用いた経静脈的線溶療法や、カテーテルを用いた経動脈的血行再建療法といった治療が知られていますが、前者は症状が出てから4時間半以内、後者は血行再建療法で6時間以内が目安といわれています。 川口さんの場合、症状が出たのが大勢の人前と、ある意味、不幸中の幸いでした。現在、リハビリを続けていますが、この調子なら発症前の生活に戻れると医者は太鼓判を押しているとか。 厚生労働省『人口動態統計(確定数)の概況』によると、2023年、日本人の死亡率、トップは悪性新生物で人口10万人あたり315.6。「心疾患」190.7、「老衰」156.7に続き、「脳卒中(脳血管疾患)」が86.3。昨今は減少傾向にあるものの、死に繋がりやすい疾病です。 その最大の原因とされているのが「高血圧」。その最大の生活習慣要因は「食塩の過剰摂取」です。都道府県別に脳卒中による死亡率をみていくと、上位から順番に「秋田県」「岩手県」新潟県」「福島県」「山形県」と、元来、塩分の摂取量の多い食習慣の雪国が並びます。このことからも、塩分過多→高血圧→脳卒中というリスクが高いことは明らかです。 ちなみに川口さんも東北の出身。しかも多いときは「週8ラーメン」という強者。健康診断で高血圧を指摘され、気を付けていたものの、ついついスープまで飲み干すことは止められなかったといいます。
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