市村正親、「私そのものがファントム」「今回もいい『ラブ・ネバー・ダイ』をお見せしたい」
俳優の市村正親(75)が30日、東京都内で主演ミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」(2025年1月17日~2月24日、日生劇場)製作発表会見に出席した。 「オペラ座の怪人」の10年後、再び再会するファントムとクリスティーヌの愛を描く。2014年、19年に続く3度目の上演で、ファントム役は市村と石丸幹二(59)、初参加の橋本さとし(58)のトリプルキャスト。クリスティーヌ役も平原綾香(40)、笹本玲奈(39)、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の真彩希帆の3人で演じる。 この日は劇中の代表的なナンバー4曲の歌唱パフォーマンスも披露。市村は「(『オペラ座の怪人』で)ファントムという役に出会ったのが39歳で、運命的なものを感じている。初演の時には子どもがいなかったけれども、父親になりまして、その辺の心情は実感でやっている。今回もいい『ラブ・ネバー・ダイ』をお見せしたい」と気合十分だった。 また、10年ぶりにクリスティーヌと再会したファントムに恋のアドバイスを求められると「私そのものがファントムなのでアドバイスはありません」とキッパリ答えて会見を盛り上げた。市村と初演からコンビを組んでいる平原も「3年前に父が亡くなり、市村さんが『寂しいな。おれがお父さんになってやるからな』と。クリスティーヌにとってファントムは父親のような存在でリアルに演じられる」と感謝した。
中日スポーツ