週末見たい展覧会5選。今週はフィリップ・パレーノ、水戸部七絵の個展、資生堂の広告・デザイン展など。【2024年6月第3週】
【東京】「『オドル ココロ』 資生堂のクリエイティブワーク」(資生堂ギャラリー)
現代社会において、世代やジェンダーにとらわれず自分の「ココロがオドル」装いを自由に取り入れる感覚はますます広がっている。本展はそのような軽やかな時代感覚に呼応し、「ココロがオドル」クリエイティブを資生堂のデザインアーカイブからセレクト。明るさ、軽やかさ、ビビッドさ、ユーモア、遊び心、親しみやすさに加えて、未来的(Futuristic)なイメージを含んだ商品や広告300点近くが展示されている。 会場:資生堂ギャラリー 会期:6月8日~8月4日
【東京】「枠物語」(gallery10[TOH])
髙田安規子・政子、冨安由真、東山詩織の3組によるグループ展。タイトルの「枠物語」とは、『千夜一夜物語』や、『デカメロン』など、大枠の物語の中に小さな物語が埋め込まれている入れ子構造の物語形式を指す。3組の作家による小さく儚い物語たちが、相互に絡み合い、散りばめられる本展は、鑑賞者が想像上で物語たちを自由に組み合わせ行き来し、何通りもの大きなひとつの物語を体験することができるようになっている。 会場:gallery10[TOH] 会期:6月8日~6月30日
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