20周年を迎えた『ゲームセンターCX』有野課長の次なる野望とは? 「出世が無理なら秘書がほしい」
■「今度は有野課長がやられる番ですよ」 ――20年やってきて、プレイヤーとしても上達したと感じますか? 有野 どうかなー。でも、『ファミ通』の人に言われたことがあるんですけど、「ゲーム脳ができている」って。 ――どういうことなんでしょう? 有野 「ここ行ったら落ちるやろな」みたいなことが、感覚的にわかるようになっているらしいです。それで一時期、そのゲーム脳を切るようにしていました。 ――ゲームのパターンがカラダに染み付いて、プレイが上手くなってきていた。 有野 それだと面白くないからって、あえて逆に行こうとかやってました。そうしたら今度は感覚が麻痺してしまって、何時間経っても出来なくなった(笑)。ゲーム脳のオン・オフが都合よくできないんです。結局、普通にプレイしています。 ――なるほど(笑)。昨年からさまざまな20周年企画を行ってきましたが、今年2月22日にはNintendo Switchで『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』も発売されます。 有野 うれしいねぇ。移植するだけでいいって言うたんです。 ――そうなんですか(笑)。 有野 でも、「どうしても新作を入れたい」と作ってくれた。これが面白い!やって欲しい。 ――おっしゃるように同作はニンテンドーDSで発売された過去タイトルのリマスター版に加え、待望の新作も収録されます。有野さんはプレイされましたか? 有野 YouTubeの配信で触りました。ゲームは今も面白いですよ。最新の技術でドット絵のゲームを作っていて。すごいやんって思いました。 ――ニンテンドーDS版の頃と比べて、今はゲーム実況する人がものすごく増えていますから、発売後はYouTubeにたくさんの動画が上がりそうです。 有野 「今度は有野課長がやられる番ですよ」って言われてます。 ――めちゃくちゃありそうですよね。 有野 だから、「配信は嫌だ!」って言うてる(笑)。 ――どうしてですか(笑)。 有野 課長ボイス機能とかあるんですけど、「有野うぜえ」みたいに言われて、オフにされたらイヤやなって(笑)。でもバンダイナムコさんは配信投稿用のサポート素材も作ってる。