20周年を迎えた『ゲームセンターCX』有野課長の次なる野望とは? 「出世が無理なら秘書がほしい」
■「もう部長になるのは無理なんですか?」 ――有野さんとしては、どういうふうに遊んでほしいですか? 有野 ゲームの制作者が考えてなかったような遊び方をしてほしいですよね。番組もそうなんですけど、制作者の想定を超えた変なことをしたほうが、実況とかも面白くなるんだと思うので。それが見たい。 昔、『ゼビウス』で1000万点を取る攻略法が見つかって、それを同人誌で広めた人がいたんですよ。で、全国でハイスコアを取る人が続出した。そういう感じで『有野の挑戦状』のゲームでも、みんなが勝手に攻略法を編み出して、高得点を競うみたいになってくれたらなって思います。 だから挑戦される側になって、ちょっとワクワクしています。どんなふうにみんな遊んでくれんやろって。 ――実況動画が投稿されたら観ますか? 有野 観ますよ。まず女のコの動画から観るかな。ゲーム好きのグラビアの子のとか(笑)。 ――ありがとうございます(笑)。有野課長としての今後の野望はありますか? 有野 出世したい!さすがに課長の感じは板についたと思うので。 ――たしかに50代で課長は出世が遅い。 有野 だから、「もう部長になるのは無理なんですか?」って。 ――昔から言ってましたが、まだあきらめてなかったんですね(笑)。 有野 課長はね、諦めないんです。ただ、出世が無理なら、秘書がほしい。 ――「課長秘書」はなかなか......。 有野 普通は社長秘書やからね(笑)。これ言うと、「秘書って何やるんですか?」って聞かれますけど、水着で横に座ってるだけで頑張れる。プレイに行き詰まるたびに、「惜しいです」って励ましてほしい。それが今の野望です(笑)。週プレで面接させてよ。 ■ニンテンドーDSで発売された「ゲームセンターCX 有野の挑戦状」と「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」が『ゲームセンターCX』20周年を記念し、1つのソフトになってリマスター! Nintendo Switch向けソフトとして2月22日(木)に発売! 取材・文/小山田裕哉 撮影/撮影/内田ケンイチロウ