日新、準決勝進出 次戦は関大北陽戦 ツインズ兄SO林翔吾「目標は決勝」弟のSH駿吾「チャレンジ」/高校ラグビー大阪予選
第104回全国高校ラグビー大阪第1地区予選準々決勝(3日、日新74-7常翔啓光学園、常翔啓光学園グラウンド)日新が計11トライの猛攻で大勝し、4強入りを決めた。決勝進出をかけ、準決勝で昨年の花園に初出場した関大北陽に挑む。 日新は前半だけで6トライ(3ゴール)を奪い、39-0と大きくリードすると、後半も5トライ(5ゴール)を加え、突き放した。攻守の要となる双子のHB団、兄のSO林翔吾主将、弟のSH駿吾(いずれも3年)がそれぞれ鮮やかなステップで相手防御を抜き去り、トライを決める場面もあった 関大北陽とは今年4月の大阪総体で対戦し、0-66で完敗している。駿吾は「春に大差で負けており、絶対にしんどくなるが、しっかりチャレンジしたい」と闘志。指令塔の翔吾は「今年の目標は決勝進出。フィジカルに差はあると思うが、しっかりキックを使い、わずかなチャンスを生かせるようにしたい」と奮起を誓った。 167センチで77キロの翔吾、161センチで63キロの駿吾と今では体格に差がある2人はともに小2からラグビーを始め、小中高と11年間、HB団を組んできた。卒業後はそろって関西の強豪大学に進学する予定で、「大学でもHB団を組んで大学選手権に出たい」と翔吾。誰よりも息が合った双子のHB団が2年連続の花園を目指す強敵に一泡吹かせる。