しめ飾りに「橙」入れて「代々」繁栄願う 京丹波で教室「難しかった」
しめ飾りを作る教室が、京都府京丹波町曽根の府立丹波自然運動公園で開かれた。参加者は稲わらを編むのに苦労しながらも、子孫繁栄などの願いを込めた飾りを仕上げた。 正月に飾ってもらうため同公園が毎年開く。約25人が参加し、名人から作り方を習った公園職員が指導した。 参加者は、稲わらの束をねじり合わせ「めがね」と「ごぼう」と呼ばれる形を作った。長寿を象徴する松や「代々繁栄」の橙(だいだい)を飾り付けた。 京都市から参加した大学4年新原櫻子さん(21)は「海外の人がむしろ興味を持つ日本の伝統文化を自分で体験したかった。両手でわらを『なう』動きが難しかった」と話した。