食器散乱、墓石倒れるなど被害 愛媛・高知で最大震度6弱
日テレNEWS NNN
17日夜、愛媛県と高知県で最大震度6弱を観測する地震がありました。愛媛県南部の愛南町から中継です。 今、最大震度6弱を観測した愛南町御荘の延命寺にいます。 境内には墓地があるんですが、墓石がひっくり返っていたり、また隣は元の位置から大きくずれていたりと、17日夜の地震の大きさが分かります。 17日午後11時14分ごろ、豊後水道を震源とするマグニチュード6.6の地震がありました。 愛媛県内では愛南町で震度6弱を観測したほか、宇和島市で震度5強、八幡浜市や大洲市などで震度5弱を観測しました。 四国電力によりますと、伊方原発では運転中の3号機で、発電機の出力がおよそ2%低下しましたが、運転に影響はないということです。 地震から一夜明けて、被害の状況も明らかになってきました。 宇和島市の飲食店では、およそ300枚の食器が棚から落ちて床に散乱するなどし、朝から店主らが後片づけに追われていました。 愛媛県によりますと、これまでに地震の影響で、松山市や宇和島市などであわせて7人がケガをしましたが、全員軽傷だということです。 ――朝からそちらで取材を続けているということですが、体に感じられる揺れというのはどれくらいあるんでしょうか。 取材を続けていますと、そんなに揺れを感じることはないのですが、震度6弱を含む震度1以上の地震は午後1時までに29回発生しているということなんです。 住民の皆さんは、いつくるかわからない大きな揺れへの不安を口にしていました。