大阪地検トップから暴行の女性検事、2次被害の調査申し立て…「検察に何度も殺され続けている」
北川被告には「検事正として法令を順守すべき立場だったのに、なぜこんな事件を起こしたのかを問い、動機を解明したい」と考えている。家族との平穏な生活を壊されたことを踏まえ、「被告にはできる限り長期の実刑を望みたい」と語った。
被告初公判では「反省」
北川被告は今年6月、女性検事に対する準強制性交容疑で大阪高検に逮捕され、翌7月に起訴された。取り調べに「合意があったと思っていた」と供述していたという。
しかし、10月に大阪地裁で開かれた初公判では、起訴事実を認め、「被害者に深刻な被害を与えたことを深く反省し、謝罪したい」と述べた。検察側の冒頭陳述によると、北川被告は女性に「被害を表沙汰にすれば自死する」と口止めする内容を記した書面を渡していたという。
第2回公判は12月10日に予定されていたが、取り消され、新たな期日は決まっていない。