小田尋久が判定勝ちでの王座獲得に「0点の試合」と反省も「世界のマッスルタンクに成長していく」【Krush】
「Krush.164」(8月18日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・決勝戦」で小田尋久(TEAM3K)が璃久(HIGHSPEED GYM)を3-0の判定で破り王座を獲得した。 今回のトーナメントは前王者ジョーダン・ピケオーの王座返上に伴うもの。5月の後楽園大会で準決勝が行われ、小田は森田奈男樹にKO勝ち、璃久は藤村大輔に判定勝ちを収め、この日の決勝に駒を進めた。 1R、ともにオーソドックスの構え。璃久の右ハイに小田は右ロー。璃久の右ハイに小田は右ロー。璃久は右カーフ。小田は左ジャブ。小田の右ローは重い。璃久も右ローを返す。小田は左右のロー。璃久の右ハイはガード。小田は詰めて左ボディーストレート。璃久の左インローに小田も左インロー。小田の右ローに璃久も右ロー。終了間際、小田は詰めて強烈な右フック、右ミドル。
2R、璃久は右ローから。続く璃久の右ローに小田は左ジャブ。小田は詰めて左インロー。足を使って回る璃久。小田は追って圧をかける。小田はボディーストレート、右ロー。璃久は回って右カーフ。小田はパンチを合わせる。璃久の左ミドルに小田は重い右ロー。小田の右ローに璃久は右カーフを返す。璃久の右ハイは小田がガード。小田は詰めて右ボディー。前に出て蹴りを出した璃久に小田が右のオーバーハンドフック。効かされながらも打ち合いに持ち込んだ璃久に小田も応じ、右フックでダウンを奪う。
3R、小田は右ミドルから。璃久は右ハイからパンチ。璃久が右ミドル、小田は左ミドル。前に出た璃久に小田が右フック。小田の右ローは3Rになっても威力は衰えない。璃久は右バックブロー、右カーフ。小田はサウスポーにスイッチして左ミドル。璃久はパンチから組み付いて倒してしまい、ホールディングで警告が出る。残り1分。距離が詰まり組む場面が増える。小田が左インロー、そこに璃久が右ストレート。最後はともにパンチを出すが決定打は放てず。 判定は30-28、30-28、30-28でダウンのポイントで小田が勝利を収めた。
試合後のマイクで小田は「正直、あれだけ会見で璃久選手と“いろいろメインで盛り上げる”みたいなこと喋っておいて、全然いい試合ができなかったというか、0点の試合をしてしまったんですけれど、ほんまに反省してます。王者になったからといって、このままではK-1大阪に出ても外国人選手にぶっ飛ばされるだけだと思うので、ここから10月まで明日から練習する…。明日はちょっと休みますけど、すぐにでも回復させて練習して外国人をどんどんぶっ倒していける世界のマッスルタンクに成長していくんで、これからも応援よろしくお願いします」と語った。
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